「ストリートミニ四駆」「OFF-1」とは - About "Street Mini 4WD" & "OFF-1" -

OFF-1 icon  「OFF-1」は2006年から2007年に、東京・埼玉で開催されたストリートミニ四駆のイベントです。
元々は「スピナーズカップ」と題して、競技ヨーヨーの月例練習会で集まりガイドスティックレースを行っていました。
当初は「オフロードミニ四駆レース」と称していましたが、後述する実業家のプロデューサーTAKAが
「普及させるためにジャンルの名前を付けよう」と「ストリートミニ四駆」と命名した
ことから、
以降ストリートミニ四駆という言葉が定着しました。

幼少期からイタリアでガイドスティックレースをしていたShInKurO氏とOFF-1開催当時から掲示板で
コミュニケーションをしていましたが、ShInKurO氏らイタリアのレーサーらが中心となり、
現在はTwitterやYouTubeを中心にストリートミニ四駆の認知度は急上昇しました。
(2019年現在のShInKurO氏のウェブサイトが、ほぼストリートミニ四駆の公式サイトとして認知されています。)

College League  2006年当時のタミヤ公式ミニ四駆SNSであった「ミニヨンクラブ」(現在はサービス終了) 内で、
「ミニ四駆学生リーグ」という学生主催のミニ四駆イベントにタミヤが景品を提供する企画に応募し、
ストリートでありながら企画として認められました。
その後、OFF-1閉幕後の事ですが、タミヤが公式にストリートミニ四駆のイベントを企画したこともありました。

OFF-1は全5回開催され、主催者である村雨城太郎の一身上の都合により終了しました。
主催を引き継いでいただける方を募集しましたが、引き継いでいただける方はいらっしゃいませんでした。


第1回と第2回は代々木公園内で開催していましたが、一般人として公園を利用するにはイベントの規模が少々大きすぎたようで、
警備員の方から注意を受けてしまいました。そのため以降第3回から第5回までは、埼玉県川口市にある「ゴリラ公園」を、
川口市役所に占有許可申請の上で開催しました。(仮面ライダーのロケ等で度々使われている公園です。)

第5回のレポートを更新する前に力尽きてしまい、12年経った今となっては当時の資料が見当たりません。
残念ながらレポートは第4回までですが、Yahoo!ジオシティーズのサービス終了に伴いサイトをリニューアル移転しました。
今後もストリートミニ四駆のイベントを主催するつもりはありませんが、資料として残したいと思います。

<OFF-1旧サイトURL>http://www.geocities.jp/spinners_cup/
<OFF-1サイト内掲示板(現在でも閲覧可能です>https://8701.teacup.com/off1/bbs
<OFF-1 mixiコミュニティ(mixiにログインしなくても閲覧可能です)>https://mixi.jp/view_community.pl?id=1268021
<ShInKurO氏の過去のホームページ>http://shinkuro.altervista.org/

<OFF-1以前のスピナーズカップ当時の写真>

2006年当時の開催のご挨拶(原文まま)



 1987年に小学館「月刊コロコロコミック」で伝説的ミニ四駆漫画、「ダッシュ!四駆郎」(原作・徳田ザウルス)の連載が始まりました。
これにより、田宮模型から発売されていた「レーサーミニ四駆」は当時の子供達の間で大ブームとなります。
その人気は、小学生の誰もがミニ四駆を持っている、欲しがるという社会現象になるほどでした。
「ダッシュ!四駆郎」の魅力は登場人物やストーリーもそうですが、ミニ四駆を「走るおもちゃ」としてではなく、
「戦うためのレーシングマシン」として描写されているところにあると思います。
その表現方法のひとつとして、「ミニ四駆は部屋の中のサーキットでしか遊べない」という常識を打ち破る
「ガイドスティック」という道具が劇中に登場します。
この「ガイドスティック」の発想によりミニ四駆と共にオフロードを走ることが可能になりました。
誰もが一度は「ミニ四駆と一緒に走りたい」と思ったでしょう。しかしそれを大会にする人は現れませんでした。
そこで私たちOFF-1スタッフは、この「ガイドスティック」によるレース方式を架空のものから現実のものとし、
サーキットレースしか行われない現代のミニ四駆を、オフロードというミニ四駆本来の姿に帰し、
ミニ四駆の新しい可能性を求めるためにオフロードレース、通称”ストリートミニ四駆”の大会を開催していきます。

OFF-1代表 村雨城太郎

2006年当時のスタッフ=創始者紹介文(実際にスタッフをしていたのは村雨城太郎のみ)

村雨城太郎 代表 村雨城太郎(むらさめ じょうたろう)

 1986年生まれ。1996年にミニ四駆を始めたフルカウルミニ四駆世代。
しかしミニ四駆漫画では「ダッシュ!四駆郎」を読んで育つ。
小学校5年生で既にガイドスティックを作り、一人でオフロードを走らせていた。
2005年のレーサーミニ四駆メモリアルボックスの発売をきっかけに、
友人のひっしーと再びミニ四駆熱が入り、
OFF-1の前身である「スピナーズカップ」を始め現在に至る。
ミニ四駆以外の趣味も多い。「吉祥寺フェニックス」の舞台となる吉祥寺の大学に在学中。

[メッセージ]ミニ四駆を「誰でも・簡単に・楽しめる」がOFF-1のコンセプトです。勝っても負けても、
マシンと共にゴールした時の感動はいつだって素敵なものです。皆さん、地平線(ホライゾン)の彼方目指して突っ走りましょう!(笑)

プロデューサーTAKA プロデューサーTAKA

 1975年生まれ。第一次ミニ四駆ブーム以前のレーサーミニ四駆を、
コースで走らせることなく遊び飽きた。
村雨とひっしーによるOFF-1の前身、「スピナーズカップ」に影響され、
サーキットを使わないオフロードミニ四駆レースを普及させる運動を起こす。
しかし一度もミニ四駆を操る姿を人に見せたことがない。
実車では助手席歴しかない。某ネットショップの店長を勤めている。


[メッセージ]ひっしー製作の「アジャスタブルスティック」を見た瞬間、オフロードミニ四駆に競技性を感じました(笑)
オフロードレースというミニ四駆の方向性は、大事に育てていけば素晴らしいものに成長していくのではないかと思い、
プロデューサーに立候補しました。皆さんOFF-1をよろしくお願いします。

ひっしー ひっしー

 1980年生まれ。第一次ミニ四駆ブーム世代で、
小学生の頃に購入したアバンテが忘れられなく、今でもアバンテを愛車としている。
自身で製作した可変ガイドスティック、
アジャスタブルスティック」はスティックレースに革命を起こした。
シビックタイプRが愛車など、私生活においても常に地平線(ホライゾン)目指し突っ走っている。
また都内の某ショップの店長である。


[メッセージ] マ シ ン は パ ワ - だ よ

かみよう かみよう

 1985年生まれ。ガイドスティック開発/雑務担当。
村雨城太郎に影響され、オフローダーとなった。
現在最も積極的に活動しているスタッフで、ガイドスティックの開発などを担当している。
また実家の九州でもオフロード普及活動に努めようとしている。
実車ではマキネンによると相当の走り屋らしい。
八王子の奥地の大学に在学中。


[メッセージ]ある日を境にオフロードでのレースにハマってます。村雨氏とのレースがその原因ですw
2000円ルールでマシン作ってると、なぜか友達のきどっちは4000円マシン作ってきます。むしろオフロードは1000円ルールです!

マキネン マキネン

 1984年生まれ。1997年にミニ四駆を始めたフルカウルミニ四駆世代で、
レーサーミニ四駆や「ダッシュ!四駆郎」を全然知らない。
好きなミニ四駆はブリッツァーソニックだが持っていない。
好きなレツゴーのキャラは高羽リョウ。
私生活での愛車はインプレッサ。
都内の大学に在学中。


[メッセージ]ボクも最初はミニ四駆を真っ直ぐ走らせることができなかった。
でも練習していくうちに走らせられるようになった。だからみんな…がんばろう!

2006年当時のOFF-1公式レギュレーション(現在イタリア主導で定められているレギュレーションとは異なります)

原則としてOFF-1のルールは以下の通りとします。
ただしレース毎、大会毎にルールが変更・追加される場合もありますので、その際はスタッフの指示に従ってください。

● マシンの規定(2007年9月12日改定)
開催部門により、マシンの規定は異なります。事前にご確認下さい。

<共通レギュレーション>
・シャーシとボディーを組み合わせたものをマシンとします。
・シャーシはタミヤ製レーサーミニ四駆、スーパーミニ四駆、フルカウルミニ四駆、エアロミニ四駆、マイティミニ四駆、ミニ四駆PRO、
 トラッキンミニ四駆、干支ミニ四駆、ラジ四駆のシャーシ、またはそれに準ずる他社製シャーシが使えます。
 ダンガンレーサー、楽しいトレインシリーズ、ミニFなどミニ四駆でなくとも特別オフロードで有利にならないシャーシもOKとします。
・ただしタミヤ製「楽しい工作シリーズ」など、明らかにミニ四駆とはかけ離れているマシンは出走できません。
・ボディーはミニ四駆のボディーとみなせるもなならば自由です。
・ラジ四駆等の遠隔操作はミニ四駆ではないので認められません。
 遠隔操作とは電波、音波、光などを利用してマシンを操作することを指します。
・それ以外の改造は周囲やレーサー自身に危険を及ぼさない限り自由とします。ただし他者のマシンを攻撃する改造は認められます


<レギュラークラス規定>
・タイヤ個数は4個まで。キャタピラ不可。
・4輪駆動であること。(ダンガン、楽しいトレインシリーズ、ミニFを除く)
・タイヤ直径35mm以内。
・車体全長165mm以下、全幅105mm以下、全高70mm以下。
(※タミヤ公認サーキットを走行可能な規格をミニ四駆とみなす趣旨に基づく規定。ダンガン、楽しいトレイン、ミニFを除く。)
・駆動用モーターは1個のみ。


<オープンクラス規定>
・共通レギュレーションに加えワイルドやコミカルまたはそれに準ずるシャーシが使用できます。
・タイヤ個数、キャタピラ、駆動輪数、タイヤ直径、全長、全幅、全高、駆動用モーター個数など一切の制限はありません。


● レースの規定

・公園など、予め決められた場所以外を故意に走行したり、公道や私道を走行してはいけません。
・レース毎に出走できるマシンはレーサー1人につき1台とします。
・レーサーはガイドスティック、またはそれに準ずるものを持ち、マシンを操作します。
 ただし他者のマシンを故意に触れたり、操作してはいけません。
・スタート時とゴール時はマシンのみがラインを通過すればよいものとします。
・原則としてレーサーはマシンを手に持って移動してはいけません。
 やむを得ず手に取る場合、ピボットフットは認められますが移動はできません。
・マシンが転倒したり、誤った方向へ進んだ場合は、マシンを手に取り再スタートさせることができます。
・ボディーが外れた場合、ボディーを付け直さなければ再スタートできません。
・スタッフ、または審判は反則行為を行ったレーサーになんらかのペナルティを課せることができます。
・レースや大会の状況によりスタッフ、または審判はフラッグを表示します。ホイッスルを鳴らす場合もあります。

 チェッカーフラッグ…1位のマシンがゴールした際に振られます。
 イエローフラッグ…安全上の理由などにより、全員その場でマシンを一時停止させなければなりません。
 グリーンフラッグ…イエローフラッグの解除の合図です。
 レッドフラッグ…安全上の理由などにより、レースはその時点で終了し、場合によっては大会そのものが終了することもあります。


● ピット作業について

・レース中はいつでも修理や部品交換などをすることができます。ただしシャーシ本体とボディー本体の交換は認められません。
・その場での修理不可能な場合は、ピットインの意思表示(例:片手を挙げるなど)をしながらスタート地点まで移動し、再修理ができます。
 移動の際は他者の妨害行為にならないように注意してください。周回レースの場合はマシンを止めた周からの再スタートとします。
・故障して走行不能になったマシンを、手やスティックで押して進めてはいけません。
・レース続行が不可能な場合、レーサーはリタイアを宣言することができます。


● ガイドスティックの規定

・スティックの材質、形状は周囲に危険を及ぼさない限り自由とします
・ただしスティックの先端が、マシンを左右もしくは前後左右から押さえこむような形状のスティックは認められません。
・ガイドスティックを投げたり、振り回したり、周囲に危険を及ぼす行為をしてはいけません。

以下の写真はガイドスティックの参考例です。
スティック全体図 マシンの操作の仕方


● レースの進行・大会運営

・レースの進行、大会運営は主催者側と参加者側の善意により協力して行われるべきである。
・レースの特性上、主催者側と参加者側は常に人身的な安全を最優先に行動しなければならない。
・大会中の事故に対して、主催者側は参加者側に対して一切の責任を負わないものとする。
・全ての参加者はこれらの事項を承諾した上で参加しているものとする。


2006年8月裁定
2006年9月改定
2007年9月改定
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